2007年8月4日土曜日

環境教育 夏のプログラム

夏は、交流学習に参加しているメンバーに集ってもらい、仕切り直しをしました。T先生とUNRWAの先生の協同でのワークショップです。4日間生徒たちも非常に有意義な時間を過ごし、とてもキラキラしていました。

詳細についてはコチラから
1日目
http://ict-education-unrwa.blogspot.com/2007/08/1st-day-of-environmental-education.html
2日目
http://ict-education-unrwa.blogspot.com/2007/08/blog-post.html
3日目
http://ict-education-unrwa.blogspot.com/2007/08/blog-post_03.html
4日目
http://ict-education-unrwa.blogspot.com/2007/08/844.html

しっかり、環境問題について学習した上で、絵をかいたので非常にメッセージ性の高いいい絵がかけたと思います。今後日本の生徒がどういう絵をかいて、その絵がどう合体されるのかが楽しみです!

2007年8月1日水曜日

“言うこととやること” 社会的・文化的視点からみて

私自身、この交流学習を通して、いろいろ疑問がありました。どうしてこういうミスコミュニケーションが生まれるのか、どうして考えのすれ違いがよく起こるのか。

その疑問のヒントとなる話を、依然日本の交流学習を指揮してくれたイブラヒムがしてくれました。
とても参考になる意見だと思います。(詳細はコチラ↓)
http://ict-education-unrwa.blogspot.com/2007/08/30.html

文化的・社会的背景を考慮せずに、交流学習の調整もできないということを認識。生徒同士の異文化理解ではなく、教師同士も、そして調整する人にとってもこれは異文化体験だあると実感しました。

2007年7月31日火曜日

ポスターもうつくっっちゃったよ。

本交流学習をもう一度仕切りなおさなければいけないというのは、私もT先生も感じていました。そこで、T先生はシリアに渡航し、夏の間、交流学習のプログラムに参加し、じっくり先生とも生徒たちとも関わることにしました。

まず衝撃を受けたのは、すでにポスターを制作していたこと。(イメージ写真は後ほど載せます)
しかし、内容もデザインも乏しく、交流学習の要素がまったく入っていないため、話し合い、もう一度、一緒に活動を進め、合同でポスターを作ろうということで合意しました。

これまでの反省をいかして、今後どのような学習活動、プロセスをたどるかについて相談しました。

1)UNRWA側でしっかり環境問題について考える。シリアの環境問題を考え、問題意識を絵で表す。
2)絵で表現したものを、T先生が日本に持ち帰り、同じように日本側でも活動をする。
3)日本側で書いた絵とUNRWAで書いた絵をうまくつなげて、ポスターにする。

これについては、社会のスーパーバイザーとも合意しました。UNRWA側では、7月までには交流を終わらせポスターを制作するつもりになっていたので、そうではなく、今後も活動を続けて、新学期(UNRWA側にとって)になっても活動を続けるということで合意しました。

社会のスーパーバイザーとの会合については詳細はコチラ
http://ict-education-unrwa.blogspot.com/2007/07/30.html

とりあえず、まとまりそうで、関大スタッフもT先生もUNRWAの先生もほっと一息でした。

2007年7月10日火曜日

生徒同士のテレビ会議

私がシリアにいたので、だいぶスムーズに準備を進めることができました。
これまで、自分たちだけでよくやってこれたな、と思うくらいの段取り・・・。
それでも、こういう経験も情報もないなかでよくやってきたと評価をしたい。

詳細はこちらから
10日のテレビ会議の様子
http://ict-education-unrwa.blogspot.com/2007/07/blog-post_11.html

11日のテレビ会議の様子
http://ict-education-unrwa.blogspot.com/2007/07/711.html

連絡がとれない・・・

T先生からのメールに対してまったくの返事がなく、T先生もどう動けばいいかかなり不安になっていました。

【T先生からのメール】
シリアから返事がないので動きようがありませんやるのか やらないのかどちらなのだろう明日の朝 生徒に伝えないと10日には誰も参加できないと思います何がまずいのだろうか

その後、3日後、つまり10日の前の日にイヤードから以下のようなメールがありました。

【イヤードからのメール】 7月9日
Hi,I'm Iyad.How are you ?We can attend TV Conference on 10th and 11th for one hour at 9.00 morning ( Syrian time ).I suggest for the TV Conference :The first day on 10th :- Students introduce each other.- mention the most important environmental problems.- What's the key environmental problems whether in Syria or Japan?The second day on11th:- Discuss the environmental problems ( in Syria - Japan ) in detail.- Mention solution for those problems.- What's the student's role in the local community to help solving such problems.Iyad Husein

そこで、テレビ会議をすることが確定し、それぞれの準備に入りました。
この時点で、私がシリアにいたので、そのテレビ会議をサポートすることができました。

2007年7月6日金曜日

再度TV会議チャレンジ!

10日、11日もテレビ会議をする予定になっていたので、T先生のほうから、その件について投げかけてくれました。相手は「やるつもりで準備しているのか」「忘れているのか」分からないので、こういう確認作業がかなり前から必要になります。今回は、4日前からT先生が動き始めてくれました。

【T先生からのメール】

Hello. How are you?I am pretty good.In our school, we have 1st term examination week now .After exam our students are going to enjoy many activities.For example, "TANABATA festival" "Swimming" ""Baseball game" and so on.As for TV conference on 10th and 11th, we have no problem in Japan.When will be suitable for you start TV conference 8:00 8:30 9:00 9:30 or 10:00?I think for 30 or 40 minutes conference does not become the burden for students. topis10th introducing each other what is the most important and interest thing about Environment?11th my opinion about Environmental protectionDo you have another idea?I am looking forward to seeing you!
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Tanabata "Seven Evenings" is a Japanese star festival.The festival is usually held on July 7.
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2007年6月28日木曜日

UNRWA 夏休みに入り音信不通


お互いの学習活動の状況を伝え合う大切さ、情報共有の大切さを感じ取ったのか、T先生が積極的に自分たちの活動についてメールをしてくれました。ところが、UNRWAからはまったく返事が途切れてしまいました。後でしったのですが、実はすでにUNRWAは夏休みに入ってしまい、生徒も先生も、旅行にでたり、家族とすごし、インターネットをみる環境にはありませんでした。
【T先生からのメール抜粋】
How are you?It is very hot and humidity today. Today's temperature is over 27 degrees, I think.Now, we are going to think about CatchCopy of Environmental Protection in the class.

2007年6月27日水曜日

日程が分からないとどうすればいいか分からない

結局、26日のテレビ会議は、うまくハンナーディとつながらず、流れました。この日、T先生はだいぶ心的負担を感じたのではないでしょうか。

【T先生からの、メール抜粋】

胃が痛くなったよ木曜日にIyadが送ってくれたスケジュールではテレビ会議が入っているのですがどうかなあ慶應は試験の前でちょっと落ち着かないかも知れないが明日のうちにアナウンスすれば、数人集まってくれると思う.IyadやHanadiが愛想つかしていないと良いのだが

【T先生からのメール抜粋】
生徒たち 試験直前で結構ピリピリしていて自由参加で残ってもらうのも大変な状況ですやるかやらないかわからない状況で声をかけづらかったので、今日は明日のテレビ会議の参加者を募るのを見送りました。7月10日と11日はうまく残ってくれると思いますシリア時間の9:00-9:30 9:30-10:00で4グループに対応するのであれば、ちょっと時間をあけて実施が楽かな

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予定が立たない限りでは、どちらも何も対応できないということが今回はっきり分かりました。今後こういうことがないように、お互いの状況をはっきり共有した上で日程を1ヶ月前には確定しなければいけないと思いました。

2007年6月26日火曜日

テレビ会議当日のハプニング

結局、T先生が当日生徒たちを呼んでテレビ会議の準備をしていてくれたのですが、UNRWA側がそのメールをみていなくて、準備していませんでした。やはりメールでの連絡は限界があると感じました

【岸からのメール抜粋】

先ほど、ハンナーディとハムゼに電話しました。ハンナーディは家にいました。話をきくと「26日にテレビ会議をする方向で生徒たちを呼んでいたけれど、T先生がその日はできないというから、子どもたちに謝ったの。子どもたちはとても楽しみにしていたけれど、T先生が7月がいいっていうので延期したわ」ということでした。

今日、テレビ会議をすることになったことに動揺しているようでした(苦笑)日本の子どもたちが今回はテレビ会議のために集まってくれるという話をすると、個人で対応するということでした。家にいるので、10時に「ヤフーメッセンジャー」を立ち上げているということです。

彼女のIDは、メールと同じなので、田邊先生もヤフーメッセンジャーを準備しておいてください。万が一、ハンナーディとつながらない場合、ハムゼがその代わりに対応してくれるそうです。一応、ハンナーディの電話番号は、093-○○○-○○○○です。ハムゼの電話番号は、093-○○○-○○○○ です。SKYPEで電話されるといいと思います!私たちもヤフーをオンラインしておきます。電話も対応できるようにするので何かあれば電話ください。

テレビ会議当日になっても・・

結局テレビ会議の有無は確認できないまま、当日がきました。お互い落ち着かなかったでしょう。また、話す内容も決まっていないので、関大から提案はしましたが、一日で準備できるものでは決してないので、大変だったと思います。

【岸からのメール抜粋】

今日のテレビ会議の有無は、日本時間2時、シリア時間8時に電話をして確認します。

今日のテレビ会議の内容ですが、
1) それぞれが活動した内容について報告しあう
2) UNRWA側が提案したように、日本とシリアの環境問題について話し合うのどちらかでしたらいいとおもいます。ただ、言葉の壁が問題になると思うので、紙に書いて説明するとか、写真をみせて簡単な英語で説明するとかにすればいいと思います。あくまでも誰でもわかる簡単な内容でするといいと思います。準備をする時間がないと思うので、テレビ会議のための教材や資料がないと思います。 相手がどれほど準備しているかも未知数ですが、言葉ではなく、何か見てわかるものを準備しておかないと会話が少ししんどいかな、という感じはしますが。単にハローというだけで終わってしまっては次に続きにくいと思うので、なぜそれをするのかという目的を持つ必要があると思います。本日テレビ会議に参加した生徒たちが、他の生徒に「シリアではこうらしいよ」という 情報をあとで共有できるようにしたらいいかなって思います。どうでしょうか?具体的に何ができる、という提案があればお願いします。

【T先生からのメール】
すでに3名の生徒がテレビ会議への出席を申し出てくれました。
テレビ会議の内容の提案をマコからいただきましたが、
1) それぞれが活動した内容について報告しあう
2) UNRWA側が提案したように、日本とシリアの環境問題について話し合うどちらもなかなか厳しそうですこちらから提供できるのは資源のリサイクル・リヂュース・リユースに関してゴミの分別収集の写真です写真をみせて簡単な英語で説明することならできると思いますシリアではどうしているのですか という質問を投げることはできると思いますあとはシリアと日本の違いをグラフで示したものがありますが英語で表現するのはつらいと思います

【岸からのメール抜粋】
電話で3人の生徒が参加することを伝えます。また、会話の内容は、「シリア、日本のそれぞれでどのように環境問題に対処しているのか」というテーマにしますか?個人レベルの話にしておけば(国の政策の話とかではなく)UNRWAの子たちも準備なしに自分の経験からこたえることができると思います。相手がそれでOKかどうかは電話で聞きますが・・・・。流れとしては、こんな感じでどうでしょうか?

①はじめに、個人の経験から「どんな環境問題があるの?」ということを質問しあう。(10分)What kind of environmental problem do you have?

②それに対してそれぞれがこたえる。(10分)This year, it did not snow as usual year.tempature have got up.Rubbish problemなんかですかね?

③その問題に対してあなたは何をしているのか?。(10分)What do you do for solving the problem?

④ それぞれこたえる。(10分)日本の子たちは、リユース、リサイクル、リユーズのことを話せばいいかな?と思います。簡単なことだけ情報交換して、詳しいことは掲示板でディスカッションしましょう、という流れでどうでしょうか?そちらは、誰か英語の通訳を手伝ってくれる先生はいますか?

基本的なところでのミスコミュニケーション

T先生は毎日大量のメールを受け取っているため、すべてのメールをじっくり毎日確認するのは難しいです。この件をきっかけに、これまでのメールをじっくり確認したところ、以下のようなミスコミュにケーソンが生まれていることに気づかれました。

【T先生からのメール抜粋】

基本的なところでのミスコミュニケーションがありましたのでご報告を
ML PJ2007の00061でIyadから送られてきたメールを私が読み飛ばしたのがそもそもの原因でした

24 / 6 / 2007 SUNDAY 先方は日本の学校が日曜日は無いことを知らない

今日のテレビ会議26 / 6 / 2007 THUESDAY ハンナーディからのメールで判明で確認して28 / 6 / 2007 THURESDAY 可能だが時間帯は要相談2 / 7 / 2007 MONDAY 可能だが 試験直前で対応がどの程度できるか 生徒が落ち着かないをどうするか決めたいと思う

Japan ; SyriaEnvironment Defention ReasonsEnvironmental problems in Syria and JapanSolutions and sugessionsというテーマでテレビ会議を持ちたいとのことだが、こちらはまだ、Japan ; Syriaしか材料がない

テレビ会議の目的は?

テレビ会議の調整は、うまくできたのですが、結局テレビ会議で何を話すということは、依然決まらずでした。それをT先生も問題意識としてもっているようでした。

【T先生からのメール抜粋】

調整助かりました[PJ2007:00061]を私あて再送していただけますか。イヤードからの予定を読み飛ばしていたようです。ポスターをもう作っちゃったのかなあ何もco-sessionがなかった!!こちらの対応のまずさが目立つね。ごめん。大学のサーバーを使って交流を進めるしかないと思っています。ハンナーディは4人の生徒と登場ですねこちらも最大8名程度を募ってきます。セイ ハローになっちゃいそう。取り急ぎ 学校で調整をします

予定の変更

イヤードからのメールに対して、K先生からどうしたらいいかという相談を受けました。

【T先生からのメール抜粋】
Iyadのメールにどう反応すれば良いか教えてください[PJ2007:00061]を読んでいなかったというか、迷惑メールとしてはねてしまったようですAOLにも残っていないしでもマコが返信を入れているし[PJ2007:00062] Thank you for the schedule!今ちゃんが調整してくれたのにねえごめん。(Y先生も読んでいるのであれば反応示せよ)その中でポスターのことどう言っていたのかなあ?今日はハンナーディーと4人の生徒ということですね

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「26日のテレビ会議は、結局やれそうです」、というメールをイヤードのメールに対して、T先生が出していて、それをUNRWA側もみていなかったようです。テレビ会議のぎりぎり直前にメールで連絡していたため、どれがアップデートされた情報なのか、結局やるのかやらないのか、というところが不明確になりました。

そこで、関大スタッフがハンナーディに電話をして確認しました。T先生も同時に再度メールをしました。

【T先生のメールから】
We can have TV conference today from 10:00.I'll try to connect after my class and school guidance.My class will be end at 9:10 and school guidance will be end at 9:45.

【岸からUNRWAへのメール抜粋】
Dear Iyad

Marhaba! Thank you for your mail.
Very happy to hear from you.

As for today's video conference, Mr.T is preparing.
There are problem of mail.
He did not get some email from you.
That is why there is mis communication.

Last night, I called up to Hamzeh if you have video conference or not.
And he said you would have.
So, I called up to Nori to prepare today' video conference.

Is it OK for you to have video confernce today between studnets?
I have heard that 4 students and teachers will attend the video conference.
If you can do , please let me us as soon as possible!

Though you can not bring studnets, it would be better you talk with Mr.T about the next step.
So anyway I like you to have disucssion between you and Nori today.

By the way, have you done the poster! Wow. How is it?
Please show me the poster!
I like to see it.
Nori also will see this and he can think how to join Japanese one with yours.

Sincerely Mako

テレビ会議キャンセル 教師の不満が・・

結局26日のテレビ会議はキャンセルになりました。K中学校の方の予定がどうしても合わないということで、UNRWA側に謝るということになりました。その件を受けて、UNRWA側から不満の声も上がりました。

【以下、イヤードからのメール抜粋】
Hello! I'm Iyad.How are you Mako?As Mr.T suggest we will not have TV-Conference at 26th. It's suitable for him on 10th or 11th of july.We have sent our schedule 4 weeks ago to be approved from Mr.T , but Nori always waited the day before and told us he couldn't and delay the date .Mako , we have already finished our work . the posters have been finishedand Nori have done nothing.with my regard.

K中学校はK中学校なりに活動を進めており、UNRWAも同様でした。ところが、お互いの活動が見えないため、「相手はいったい何をしているんだ」「メールを送ったのにどうして返事が来ないんだ」と不満ばかりたまっていくようです。

T先生に確認したところ、イヤードが前回送ったスケジュールに関するメールはJunkメールに入っており、メールの確認ができていなかったということです。メールだけで、先生同士が調整するのは難しいと思いました。メールを出しておけば、こちらにはやるべきことをやった、と思いがちです。やはり、お互いがしっかり確認できるようなリアルタイムな教師同士のコミュニケーションは必要不可欠です。定期的に、お互いの活動を確認できるような場面を、必ずいれなければいけません。

この時点で、UNRWA側は、日本側からのレスポンスがないからと、自分たちでポスターを制作していました。その理由として、学年が終わり、交流学習の終了を7月と考えていたようで、それまでにポスター制作を終わらせたいと考えていたからです。結局、どこで交流を終わらせるのかというコンセンサスがとれないため、すべてがズレていってしまいました

テレビ会議の調整

UNRWA側からのテレビ会議の希望に応えるため、T先生は、大学の講義の時間を移動し、生徒の指導の時間も動かしました。事前に(しかも予定が入るかなり前から)、テレビ会議の日程をある程度きめておかないとこういうことになるので、今後気をつけなければいけないと思います。

その後、関大スタッフがUNRWAに電話し、テレビ会議の件を確認しました。こちらが、いろいろ調整して時間を作っても、「あ、ごめん!」ということになりかねないので、何度も確認作業が必要になります

電話した相手はハムゼです。英語ができるので、コミュニケーションに誤解が生まれにくいからです

6月27日の会議は、シリア時間10時、日本時間16時にテレビ会議をするということでOKになりました。 参加するUNRAの生徒は、4人です。その他先生が参加します。

しかし、日時は決定したものの、何を話すかについては議論できませんでした。お互い、「テレビ会議で一体何をするのだ?」という疑問を抱えながらのテレビ会議になりそうです。

【岸からのメール抜粋】
何について話すかは、事前に情報交換しておいたほうがいいと思います!”今回はこれについて話そう!”みたいなメールを事前にいれておくてベターだと思います!(たとえば、紙に英語で名前をかいて見せ合うとか、自分が興味あることを絵にかいて準備しておくとか・・・)UNRWA側はハムゼとカマルがいるので通訳してくれると思いますが、なるべく生徒同士で話せるように何か”しかけ”が必要だと思います。

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今後、テレビ会議をする際には、単に動機付けとして「HELLO」というテレビ会議ではなく、学習の結果の進度や結果を報告したり、議論する場といったようにテレビ会議一つにも目的を決めてやるべきだと思いました

2007年6月25日月曜日

現地支援を今後どうするのか

結局、現地JOCVのFさんは地方に主張ということで、支援するのは難しく、先生同士で打ち合わせすることになりました。

JOCVに支援してもらえるということはかなりの協力なのですが、JOCVにはそれぞれの任務があるため、こちらの都合に合わせてスケジューリングが難しい。現地支援スタッフをどう確保するかは今後本当に課題になります。

本当に、現地で国際交流学習支援チームを作り、ワークショップを開きしっかりトレーニングをして、彼らを中心に支援してもらうような体制づくりが必要だと感じました。

問題解決のプロセス

【岸からのメール抜粋】

では、今日ハンナーディに電話します。

シリア時間7時半くらいに以下の点について連絡します。

1)テレビ会議をするのは、日本時間16時からところで、生徒指導の面談をキャンセルされても大丈夫なんですか?もし難しいようなら、違う日にしてもらいますか?たしか、この日は都合が悪いということを田邊先生は以前メールしてたと思います。つまり、相手がそのメールを確認していないか、メールが届いていなかったということだと思います。

1)スケジュールがお互いで共有されていない>
T先生>スクールカレンダーの情報を今一度送ります
関大>スクールカレンダーを送っても、おそらく相手側は理解できないと思います。スケジュールとは、●月●日 ビデオ会議●月●日 調べたことを掲示板で発表する日●月●日 相手の調べたことに対して返事をする期限日といったように決めたほうがいいのかな、と思います。そのためには、ポスター完成までの流れをまずは作り、それに応じて日程を調整するのがいいと思います。

たとえば、
ステップ1:ビデオ会議 (生徒のモチベーションを上げる)
ステップ2:お互い調べたことをPPTにまとめて、掲示板にアップする。
ステップ3:お互い調べたことに対して質問する
ステップ4:質問に答えるといった感じです。

これは例なので、ポスター制作を意識して学習のステップを考えられるのはどうでしょうか?

2)情報(メールも含む)が関係者の間で共有されていない
T先生>今回のハンナーディーのメールが個人メールで私のところに来たのは何か理由があるのかも関大>知れない今回だけでなくハンナーディからのメールはたまに私へ個人宛にきます。MLの使い方は分かっていると思うのですが・・・。それ以外に、Fさん(現地JOCV)、今野君、私、T先生方なども情報共有し、どういうステップで、いつ、どういう支援のもとで交流学習をするかなども今後共有したいと思います。

まずは、明日のビデオ会議ですが、される方向で考えられるなら、Fさんとも情報共有する必要がありますね。事前に、何について話しあいたいのか日本語でいいので、古川さんたちとも共有する必要があるのかな。

4)どの生徒が関わっているのかお互い相手の顔がみえていない
T先生>こちらの生徒の写真を送る準備はしているのだがよければ、以前こんちゃんが準備してくれたBBSを利用して、生徒たちが自由に自己紹介するという形にしてもいいとおもいます。
関大>PWDをかければ外の人にみられないので、個人で写真をとって、簡単な自己紹介を英語でするというのでもOKだと思います。同時に、向こうの生徒にも同じように自分たちの写真をとって、簡単な自己紹介をしてもらっていいと思います。全体写真をとるのは難しいと思うので、他の方法でもよいかとおもいます。

5)交流のツールが決まっていない(NOTAか掲示板かK中学校のシステムか)
T先生> 慶應のシステムに関しては現在調査中> NOTAは使い慣れないと少々きついか
関大> しかし、慶應のサーバーというか情報発信が許可されないこの件、まずは解決しないと次に進まないですね・・・。時間がかかりそうなら、夏までは、生徒同士の自由な交流という形にして、夏以降から、ポスター作りを念頭に、交流のツールなどもしっかりかためてから進めてもいいかも知れませんね。そのことも含めて、時間的にどこまで夏までにできるのか、ポスターを夏までに完成されるのか、夏以降に完成を考えるかなどもK中学校の先生方と相談してもらい、そのことについても今後Fさんにも支援してもらいつつ内容をつめていければと思います。

Fさんが今日支援してくれるかどうかですが、急だったので、もし無理ならT先生とハンナーディたちだけでやらないといけないと思います。チャットなら3地点でも交流可能なので、テレビ会議の間私もチャットでサポートしますね。

6)ホームページの件
T先生>これは、手続きもあり仕方がないですよね・・・。ただ、共通で作業する土台がないと、協働学習は難しいかな、という気もするので、今学期はやっぱり準備期間としたほうがいいのかな、と思います。
関大>交流のための準備をしながら、交流をするのは難しいと思うので、今のうちに交流の準備をしっかりして、夏以降からスタートしたほうがいいのかな、、と思ったり。どうでしょうか?□ 今後の流れ7月にテレビ会議を2回ほど設けられるということなので、夏までの作業としては、やはり導入部分とみなして、お互い仲良くなることを前提に進めるのはどうでしょうか?それは、自由参加でいいと思います。事前に何人の生徒が参加するかの情報交換はUNRWA側とする必要はありますが・・。交流の流れを少し組み立てなおさないといけないかな~って思います。私、こんちゃん、T先生、Fさんの4人でまずはチャット会議でもしましょうか? その中で、少し土台固めをして、交流の流れを作り直しますか?

現段階での反省点

【岸からのメール抜粋】

とりあえず現状の反省としては、

1)スケジュールがお互いで共有されていない
2)情報(メールも含む)が関係者の間で共有されていない
3)ポスター制作のためのステップが不明確
4)どの生徒が関わっているのかお互い相手の顔がみえていない
5)交流のツールが決まっていない(NOTAか掲示板か慶応のシステムか)
6)交流の土台がないため、生徒たちも自分たちが何をしているかわからない(本来WEBで情報を公開し、先生、生徒で今自分たちが何をして、どこにいるのかを示す必要がある)

まずは、先生同士の交流がまずきちんととれていないので、現地スタッフのJOCVにはいってもらって、もう一度しっかり仕切り直しが必要だと思います。短期間決戦で、夏休みまでに日本側のポスターを作るのか、夏休みにT先生がシリア側にはいって、調整し、その結果を日本側にもっていくのか、 そういうことも含めて、スケジュールのやり直しが必要なのかなって思います。

明日のテレビ会議ですが、もし生徒同士の交流が無理そうなら、私今日、ハンナーディに電話してその旨を伝えます。

以上にまとめたこと、特に以下の3点については、もしT先生のほうでイニシアティブをとって説明できるのであれば、先生同士の交流だけでもしたほうがいいとおもいます!

1)交流のプロセス
2)交流のツール
3)ポスター制作までの具体的なステップそれに現地スタッフJOCVに参加してもらえれば言葉の問題はなんとかなるでしょう。

T先生もしJOCVがOKの場合、先生同士の交流をもつということにし、事前に明日何を話し合わなければいけないかをメールしてもらえると明日の会議がスムーズに行くと思います。もし、時間がなく準備ができなさそうなら、他の日に会議の時間を設けたほうがいいかもしれません。前回久保田先生からの話もありましたが、はじめの交流ですので、できるだけ簡単にシンプルにしましょう

プログラムの遅れ 問題意識

K中学校のT先生から以下のメールがきました。

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Webページの置き場所でゴタゴタしているうちに時間がどんどん経ってしまいシリアとのプログラムも大幅遅れですハナーディーからは火曜日の9時から9時30分にやりたいとの連絡が昨晩入りました。こちらはクラスがありません。数名を集めることは可能ですがどうするかなあ。シリアのことを調べシリアと日本を比べたグラフを作成し日本のゴミの処理について昔の様子をインタビューしてと活動そのものはできてはいるのだが、これからポスターの準備に入ろうかなあというところです。国際交流学習にはなっていない。明日つないで話をしてみるかなあ
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”国際交流学習にはなっていない”という言葉をみると、この交流学習に対して問題意識が生まれているのは明らかです。T先生がもともと抱いていた国際交流学習のイメージとは違ったのでしょう。また、WEBのこと、UNRWAからのテレビ会議の希望など一人では対応できないことがどんどん増えてきたので、負担も感じていると思います。

国際交流学習では、金沢の小学校のように学年で取り組み、複数の教員が協力して取り組まないと一人ではかなり大変です。それは、T中学校のO先生のところを事例にみても分かります。すべてが自分ひとりにのっかってくると、相談する相手も、一緒に問題解決する人もなしに、対応するのは非常に難しいことです。国際交流学習におけるTeam teachingと教員のコラボレーション、支援スタッフの役割をもっと明確にしておく必要があるでしょう

2007年6月20日水曜日

日本での学習活動 インタビューデータ記入 

ポスター制作に向けて、具体的な取り組みは進んでいませんが、それぞれの学校での取り組みは、順調に進んでいました。

K中学校では、NIMEのREASでインタビュー記入用のフォームを作り、インタビュー結果を記入させていました。これらの活動が、全体の中でどういう位置づけになるのか、今後楽しみです。

2007年6月7日木曜日

テレビ会議





テレビ会議は、UNRWAの生徒はだいぶ楽しんだようです。

確かこの日は、日本側で対応したのはT先生だけだったと思います。

あとで、UNRWAからT先生しか日本側がいなくて、UNRWAの生徒は日本の生徒に会いたがっていたけれど、テレビ会議で日本とつながったことで、だいぶテンションがあがりとても楽しく会話ができたと言っていました。

この日のテレビ会議は、インターネットカフェで実施されました。インターネットカフェは、安いといえど、2時間も何人もの生徒が利用すると200SP(5ドル)ほどになります。いくらボランティアで先生が関わってくれているといっても、物価はだいぶ安いシリアで200SPを出すは抵抗があるでしょう。しかしながら、ラーニングリソースセンターやコンピュータラボでは、ネットが使えない可能性が高いので、確実にテレビ会議をするにはネットを使うほうが妥当。国際交流学習にはある程度お金が掛かるので、どうファイナンシャルな問題を解決するかも課題となる。

テレビ会議


テレビ会議をしました。このメンバーが、学年が終わってもこのプロジェクトを続けたいと申し出た生徒です。イヤード、ハンナーディ S,ハンアーディ H、マーゼンのクラスから3,4人ずつつれてきたそうです。すでにこの時点でクラス間交流は終わっていましたが、予定していたポスターを完成させるために、新しくチームが形成されました。


2007年5月31日木曜日

現地スタッフの重要性

UNRWA側からメールが来ないので、現地にいる今野に連絡をとったところ、メールを確認するのに問題があったようです。ハンナーディから以下のようなメールが来ました。

I am sorry mako and ms. T. I am try to answer you from your msg
But the internet in Syria very bad icant opened my mail from tow weeks
And when its open the compose doesn’t open iam so sorry
We meet taka and ask him about what you want and we will change Sunday
And when I face each other we will agree about change day and send you

こういうことも、現地スタッフがいたからこそわかったことで、現地スタッフがいない場合、なぜメールの返事がこないのか分かりにくい。そういう意味では、現地スタッフがいることの重要性を再認識させられました。

2007年5月30日水曜日

交流のレベルをどう合わせるのか

T先生が提案してくれた学習活動は、UNRWAの教師や生徒にとってとてもレベルが高く、共有できるものではないと思いました。UNRWAの教育支援に4年関わってきて、それは断言できることです。

交流学習の難しさの一つが、相手と学習のレベル、目標のレベルをどう合わせるか、ということです。

もちろん、交流学習のメリットとして、異なる能力、異なる考えなどをぶつけあって、お互いが刺激しあいながら足場作り(Scaffolding)になればいいと考えますが、それにも限界、制限があります。

そこで、これまでの私たち関大大学のUNRWAでの活動の経験を通して以下のようなコメント・アドバイスをしました。

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関大>シリアの子たちは、「教えてもらいたい」とは思っていないと思います。
→おっしゃる通りです前のメールの文章をそのまま引っ張ったので失礼しました。

関大>スタンスは、世界の環境問題、身近にある環境問題について考える、ことです。日本の子たちが何かをしてあげる、という前提では、>弱者への援助という視点が抜けません。あくまでも交流学習は平等なスタンスでやりたいと思いますが、いかがでしょうか?
→御意

関大>→インタビューはいい考えだと思います。>ただ、テーマは同じものを設定しないと、比較することもできず、参考にすることもできません。>ただ、電話でお聞きしたように、子どもたちにテーマをきてもらうのはいいとおもうので、シリア側に、インタビューをとる案を打診して、そのインタビューのテーマは一緒に決定するという流れでどうでしょうか?
→さて、これは難しい問題だシリア側への問いかけとして「ゴミを捨てる」ことに関して、親や祖父母に聞いてみようインタビューの項目は生徒たちに考えさせましょうかな?> また、これからの時代のリーダーとしてより良い環境を構築するために何をすべきなのかを考えさせたい> 英語 さほど期待していない。 環境 環境について考えるきっかけにしたい。
 自分でできる小さな努力について考えさせたい、ICT技術 情報を共有することの素晴らしさを体感してもらいたい、ICTを活用すべき作業とそうでない作業を判断する力を養う、 異文化理解 副産物として文化の異なる世界で生活している人々の存在を知る

関大→了解しました。この際、確認ですが、英語力は期待しないということは、コミュニケーションの方法は、母国語(言語グリッド)を使うという前提でしょうか?
短期間で醸成されるものではないと思う。言語よりもむしろイメージに期待したいそのためにもNOTAを使いたい>> 環境 環境について考えるきっかけにしたい。自分でできる小さな努力について考えさせたい

関大→ですが、自分でできる小さな努力について考えさせるための方法(授業設計)はどう考えていますか?
→例をだしてもらえるといいです。相手にわかりやすいと思うので。
○ゴミを片付けるいろいろなケースに対する質問に答える・飲み残しの瓶入りジュースを片付けるとき気をつけることがありますか・缶詰の空き缶を捨てるときこれって授業デザインなのかなあ?(独り言です)
○ネット上にあるゴミの分別ゲームで遊びながら気付かせる
○ゴミ処理場を見学する○ゴミ収集の担当者にインタビューする
○ゴミの埋立地の映像を見せる
○3つのゴミ箱があったらどのように使うかを考える
○小さな子どもにゴミの始末を教える時、どんな話をしますかなど、
まったくの思いつきで申し訳ない。

関大>異文化理解 副産物として文化の異なる世界で生活している人々の存在を知る>→ということは、環境以外にも、文化的な側面についても交流するということですか? >それとも調べ学習の成果として異文化理解を捉えていますか?
→文化の異なる世界の方法を知るための授業はどのように考えていますか?>(たとえば、掲示板による自由なフリートークを設定するなど)異文化理解は一朝一夕でかなうものではありませんから今回の学習が何らかの形で自分とは異なる文化の中で生活している人がいることを知ることにつながれば良い掲示板のフリートークは特に考えていません

関大>4枚のポスターを作るということで合意しているはずですよね。>なので、4枚のポスターが、同じテーマでやるのか、違うテーマについてやるのか、ということです。結果として同じテーマになっても良いし異なったテーマになっても良いと思う
→果たして議論が成立するのかどうかも未知の世界ですシリアの子どもたちには3Rの考え方を学びとってもらいたいしK中学校の子どもたちにはなぜ分別するのかなぜ3Rが環境にやさしいことにつながるのかを考えてもらいたい。
ごみ問題 ゴミの分別・リサイクル・リユース・リデュースについてグループに分かれて扱うのが良いかと思う。環境問題 ゴミ問題を考えることが環境保全につながるという意識を持たせることにつながる

大>ごみ問題については、明確になりました。それぞれ、リサイクル・リユース・リデュースについて考えるということですね。シリアでは、リサイクル・リユース・リデュースがほとんどありませんが、空き缶やビンのリユースはあるのでテーマにできるでしょう。環境問題といってもテーマが大きいので、ブレイクダウンしましょう。”ごみ問題”でもOKですが、その場合”ごみ問題の何”を扱いますか?シリアは汚い、日本はきれい、といった結果で終わるようなものではなく、ごみに対する認識について比較する、といったように、具体的に何をお互い知り合うのかをはっきりしたほうがいいでしょう。ゴミの分別・リサイクル・リユース・リデュースで行きたい。ホームページを作って、リンクさせるという話ですが、掲示板は準備できています。>ホームページのほうはどうですか?
→少し時間をください部長が慎重だ> TV会議を何回かしてみたい 共感する場を作りたいリヤードからの提案に対して返ってきた返事で検討しましょう。> Skype 1対1のコミュニケーションツールでグループ討議には向いていない> FaceConference 今回のテレビ会議に向いていると思うがFireWallの突破が難しい。画像がいま一つ> 慶應の持っているシステム 現在調査中ですが相手のシステムを選びません。
NOTAは使ってみたい 英語の苦手な生徒でも絵で表現したり日本語で記述できるSkypeで何人もの生徒を映しても臨場感は伝わってこないSkypeが最良なのかなあ。私が猛烈に忙しくWebのサーバーへのアップ手続き(学校側への承認手続きができないでいる)。

6月7日 シリアと日本のデータ比較をして地図上に示したA4サイズの作品が提出される
PDFもしくはJPGに落とし込んでNOTAに貼り付けるもしくはWebページにまとめる
6月14日 掲示板で意見交換開始
6月21日 ゴミ問題について調べたことをワークシートにまとめてNOTAに貼り付けるもしくはWebページにまとめる
6月28日・7月9日から17日までの間でTV会議を持ちたい
関大>ごみ問題から芽生えた意識とは?具体的に表現すると?(英語にしにくい)

→ここで教員側が示してしまうとLCAでなくなっちゃう生徒が気づいた大切にしたいこと改善しなければならないことという意味です

関大>インタビュに関しては何について、ということを事前に明確にするということでOKですか?
→レスポンスの問題を除いてね> 6月28日 調べたことをもとにポスターにしたい絵を考え、キャッチコピーを考える

7月9日から17日までの間でTV会議でポスターのレイアウト等を決める>
 ポスターは慶應で印刷をして田邊がシリアに持っていく

5)プロダクトのイメージを共有する
  ゴミのポスターは子どもたちが作成するのでマコがプロダクトイメージをまとめてくれた 空気の汚染問題を取り上げて手描きポスターを近々作成します。
活動の流れをどうデザインするか、フローチャートを利用して説明すればわかりやすいでしょう。

①ゴミの分別・リサイクル・リユース・リデュースの目的を調べる> http://www.pwmi.jp/
②ゴミの分別・リサイクル・リユース・リデュースの実際を調べる
調査 居住地域でのゴミの分別・リサイクル・リユース・リデュースの取り決めを調査する>     http://www.city.yokohama.jp/me/pcpb/foreign/dashikata/e.html
③取材 居住地域での取り組みを取材し写真を撮る>  親や祖父母ににインタビューする>※質問項目は生徒たちに考えさせる
④自分のできることを考える> http://www.env.go.jp/kids/ecoclub/link/index.html
⑤ 調べた内容から自分たちのできることやゴミ問題に関心を持ってもらうためのポスター作成の準備をする。絵 写真 キャッチフレーズ> ポスターのパーツとなる絵・写真・キャッチフレーズを画像として処理する
NOTAでレイアウトの決定

関大>以上の5つのステップをたたき台としてUNRWAに提案するということでOKですね?? シリア側でできることとできないことがあるかと思う実際にやっていないことはわからないものね設問の仕方として日本で生活する場合ゴミを・・・・・のようにしなければいけませんその理由を考えてみようシリアでゴミを捨てる時との違いを考えてみよう自分たちのできることは何だろう↓日本とシリアが同期しなくても良いと思うシリアの先生が「ゴミ」をどう扱うかを考える機会を作らにゃ話が成立しないかもしれない

*************************************

青文字:関大
黒文字:T先生

日本側の交流の意図

T先生のほうから、先に交流の目的などについてメールくださいました。これを関大で英語にし、UNRWAに送りました。(が、結局返事はありませんでした。すでにこの時点でUNRWAは夏休みだったのでメールの確認をしているかも分からないし、生徒もきっと集らないのでしょう)

1)この交流を通して生徒に何を学んでほしいのかをはっきりする。

日本がどうやって環境問題について対処しているかをシリア側に教えることはできるが、日本の子にとってのメリットはなんだろうかシリアの現状は日本の昭和30年代から40年代と同じですということは、親の子ども時代 祖父母の働き盛りの時期です日本の子どもたちには親の子ども時代や祖父母の子育て時代がどんな時代だったかをインタビューさせて、日本の歩んできた道を明らかにしたいと思うその中からシリアの参考になるアプローチが見つかれば大いに参考にしてもらいたいまた、これからの時代のリーダーとしてより良い環境を構築するために何をすべきなのかを考えさせたい英語 さほど期待していない環境 環境について考えるきっかけにしたい   

自分でできる小さな努力について考えさせたいICT技術 
情報を共有することの素晴らしさを体感してもらいたい

ICTを活用すべき作業とそうでない作業を判断する力を養う異文化理解 副産物として文化の異なる世界で生活している人々の存在を知る2)4つのグループに分かれるということなので、それぞれ4つのグループな何のテーマでやるかについてはっきりさせてください。4つのグループという話はシリア側が2校×2クラス 慶應側が4クラスから出てきたものと思いますこだわる必要はありません地球温暖化は京都議定書の話等政治的な要因が絡んできて扱いにくい地球温暖化の現象そのものは調べればわかることで、交流学習のテーマとしては魅力がないと思う水問題 水の汚染は実感がなかなかわきません。下水として処理される家庭排水は、流しから先が見えないからです

家庭排水・工場排水を浄化するのにどのような努力が払われているかは、工場見学・下水処理場見学ぐらいしか学習機会がない 
ごみ問題 ゴミの分別・リサイクル・リユース・リデュースについてグループに分かれて扱うのが良いかと思う 
環境問題 ゴミ問題を考えることが環境保全につながるという意識を持たせることにつながる

3)コミュニケーションツールを選択する電子掲示板を使わせたい 
時間の制約を受けないから 質問に対して調べる時間を作ってしっかり答えることが可能            記録として残るからTV会議を何回かしてみたい 
共感する場を作りたいSkype 1対1のコミュニケーションツールでグループ討議には向いていない
FaceConference 今回のテレビ会議に向いていると思うがFireWallの突破が難しい        
画像がいま一つ慶應の持っているシステム 現在調査中ですが相手のシステムを選びませんNOTAは使ってみたい 英語の苦手な生徒でも絵で表現したり日本語で記述できる私が猛烈に忙しくWebのサーバーへのアップ手続き(学校側への承認手続きができないでいる)

6月7日 シリアと日本のデータ比較をして地図上に示したA4サイズの作品が提出される    

PDFもしくはJPGに落とし込んでNOTAに貼り付けるもしくはWebページにまとめる6月14日 掲示板で意見交換開始6月21日 ゴミ問題について調べたことをワークシートにまとめてNOTAに貼り付けるもしくはWebページにまとめる6月28日・7月9日から17日までの間でTV会議を持ちたい

4)ポスター制作の流れを確認する

環境保全についてのポスター制作ゴミ問題から芽生えた意識を絵やキャッチフレーズで表現させたい6月21日までにゴミ問題について調べる親や祖父母にインタビュー自分の居住地域のゴミ分別について調べる6月28日 調べたことをもとにポスターにしたい絵を考え、キャッチコピーを考える7月9日から17日までの間でTV会議でポスターのレイアウト等を決めるポスターはK中学校で印刷をして私がシリアに持っていく5)プロダクトのイメージを共有するゴミのポスターは子どもたちが作成するのでマコがプロダクトイメージをまとめてくれた空気の汚染問題を取り上げて手描きポスターを近々作成します。活動の流れをどうデザインするか、フローチャートを利用して説明すればわかりやすいでしょう。ゴミの分別・リサイクル・リユース・リデュースの目的を調べるhttp://www.pwmi.jp/ゴミの分別・リサイクル・リユース・リデュースの実際を調べる 調査 居住地域でのゴミの分別・リサイクル・リユース・リデュースの取り決めを調査する  
http://www.city.yokohama.jp/me/pcpb/foreign/dashikata/e.html 
取材 居住地域での取り組みを取材し写真を撮る 親や祖父母ににインタビューする  
中学生の頃    
・ 今からだいたいどのくらい前になりますか  
20年 30年 40年 50年 60年 70年どこに住んでいましたか 
・ 日本の場合 都道府県名と都市名 
・ 住んでいたところはどんなところでしたか  
都会の住宅地 都会の商業地 都会の工業地 地方都市の住宅地 地方都市の商業地 地方都市の工業地 農村・漁村・山間    
・ ゴミをどのように処理していましたか
・ 今と変わらないか今と違ったか 
・ 燃えるごみは各家庭で燃やしていた 
・ 燃えないごみは各家庭で埋めていた 
・ 燃えないごみはどこかに捨てていた
・ 台所のごみは家畜のエサにしていた
・ ゴミの分別はしていなかった
・ ゴミの分別方法が今とは違ったか
・ リサイクルはしていましたか
・ どんなものが どうやってリユースはしていましたか
・ どんなものが どうやってリデュースはしていましたか        
・ どんなものが どうやってゴミの収集方法は収集されたゴミはどのように処理されたのか知っていますか
・ ゴミのどんなことが問題になっていましたか   

質問項目は生徒たちに考えさせる自分のできることを考えるhttp://www.env.go.jp/kids/ecoclub/link/index.html調べた内容から自分たちのできることやゴミ問題に関心を持ってもらうためのポスター作成の準備をする 絵 写真 キャッチフレーズポスターのパーツとなる絵・写真・キャッチフレーズを画像として処理するNOTAでレイアウトの決定K中学校印刷

ミスコミュニケーション

「学習活動のイメージの共有」という言葉がミスコミュニケーションを生みました。

【T先生からのメール抜粋】
このイメージと同じ作業をシリアに求めるのは危険だと思うまず、リソースにあたるだけのパワーを教員・生徒が持っているかどうか手作業で良いのだが時間的な問題国連統計年鑑のデータはまだExcel入力もPDF化もしていない単なるコピーベースの作業です

【岸からのメール抜粋】
シリア側に同じことを求めるのではなく、自分たちがどういう学習を進めているのか、ということを伝えるだけです。シリア側では、日本についての調べ学習をPPTでまとめました。日本側はどのようにシリアやパレスチナのことを勉強しているのか、そのアイデア交換だけです。同じことをするのは、1)イメージマップ2)ポスター制作の原案作りだけだと思っているのですが、よかったですか??

ポスター制作に向けての活動なのか、文化理解のための活動なのか、お互いの活動が一貫していないように思ったし、お互いが相手が何をしているのか見えずに不安になっているようだったので、教師同士のコミュニケーションが必要だと思いました。本来ならこういうときにホームページなどで活動やスケジュールをお互い確認しながら進めればいいのですが、決定したスケジュールも学習活動もなく、情報を共有する場(WEBなど)もなかったので、少しずつミスコミュニケーションやズレが生まれてきました。

不安 

なかなかお互いの行動や意図が見えずらくなり、お互いの教師が不安を抱くようになってきました。

【T先生からのメール抜粋】
”向こうのスタンスがどうもわからないハムゼはどう絡んでいるのかなあ今は全く動けない”

これはUNRWAの先生も同様でした(後で聞いた話によると)
いろんなことがお互い見えなさ過ぎて、どう動けばいいかお互い分からない状態に入ってしまいました。

スケジュール調整


今野が現地で今後のスケジュール調整を支援してくれた結果、UNRWAの先生(イヤード)から連絡がきました。


それに対してT先生の方では、
************************
人数がずいぶんと少ないね課題の分散大丈夫かな
6月24日 日曜日なのでうまく生徒が集まれるかどうか
26日 可能だが有志数名
28日 可能だが有志数名   
26と28の間が詰まっていないか
2日 試験直前のため困難   
9日からの週にしていただきたい
************************

と、なかなか調整しにくい状態でした。

実は、UNRWA側では、7月に授業が終わり夏休みに入ります。9月からは新しい学年がスタートするので、現在交流しているクラスはばらばらになってしまうのです。この時点で(T先生も私たち関大も気づいていなかったのですが)、クラス単位での交流は終了していたのです!結局、引き続き交流学習に参加したい生徒の希望を募ってだいたい10名くらいの生徒が参加することになりました。

K中学校が120名近い生徒が交流に参加しているのに対し、UNRWA側が10名とだいぶ人数にズレがでてしまい、当初予定していたのとはずいぶんずれそうです。スクールカレンダーと活動の流れをshっかり共有していなかったのがこういうズレを起こしてしまったようです。プロダクトや活動のイメージだけでなく、交流の最終がいつになるかの確認も絶対しておかないといけないことでした。

2007年5月25日金曜日

現地でのサポート 今野、シリアへ

関大の院生、今野がプロジェクトの進行状況を確認することも一つの目的としてシリアに渡航しました。そこで、UNRWAの先生に直接会い、話を聞き、状況を調整し、活動をもう一度仕切りなおしてくれました。

日本側から今野に調整を頼んだのは次のとおりです。

1)この交流を通して生徒に何を学んでほしいのかをはっきりする。
以前、T先生がこの交流についてプレゼンをしたときに、「日本がどうやって環境問題について対処しているか。シリア側に教えることはできるが、日本の子にとってのメリットはなんだろうかと考えている」、とおっしゃっていました。そこで、まずは、お互いが、この交流で何を目指しているのか、教育目標は何かをはっきりさせましょう。ワークシートに、英語、環境、ICT技術、異文化理解と4つの項目を作りました。国際交流学習で育成されると一般的にいわれている学習効果です。
とても漠然としているので、どの程度それぞれの項目に対してこの交流を通して期待しているのかについてそれぞれ先生同士で共有してください。
「その他」の項目もあるので、実はこういう力も育成したい、というものがあればそこに書いてください。

2)4つのグループに分かれるということなので、それぞれ4つのグループな何のテーマでやるかについてはっきりさせてください。
地球温暖化についてするのか?水について?ごみ問題?環境問題にはいろいろあると思うので、4つのグループがどのテーマをするかはっきりさせてください。T先生は27日までに提案があれば是非シリア側にメールしてください。英語訳は私がしますから、私に日本語でメールしてくれてもOKです。

3)コミュニケーションツールを決める
電子掲示板を使うのか?それはなぜか?
TV会議をするのか?それはなぜか?
どのコミュニケーションツールを使うのか、それについてはっきりさせてください。
T先生は、27日までに希望があればメールしてください。
たとえば、生徒同士で意見交換するために電子掲示板を使いたい、というのであれば、
○月○日 調べたことについてそれぞれデータを交換し、意見をまとめる
○月○日 相手が調べたことについて「電子掲示板」で意見交換する
○月○日 新しく気づいたことについてワークシートに書いて、それをフィードバックする
○月○日 TV会議をして、お互い仲良くなる
といったように、だいたいいつ何をしたいのかを27日までにまとめてください。
シリア側はもう休みに入っているので、なるべくT先生の予定に合わせてもらえるようにお願いしてもいいと思いますが、そのためにも早く田邊先生側の日程を相手に伝えてください。

4)ポスター制作の流れを確認する
ポスターは環境保全についてです。
グループが扱うテーマが決まれば、どのように制作するかをはっきりきめてください。
たとえば
○月○日 地球温暖化の影響についてそれぞれの子どもが調べる
○月○日 調べたことをPPTにまとめて送りあい、それについて話し合う
○月○日 扱いたいテーマについて一緒にポスター制作をする(2日間)
○月○日 完成させる
といったように、ポスター完成までのプロセスを明確にしてください。
これは、シリア側からでもT先生でもいいので、たたき台を提案し合って、調整してください。

5)プロダクトのイメージを共有する
PPTで私がプロダクトのイメージを出しましたが、それ以外にこういうのにしたいという意見があれば
ポスターのイメージを手書きでもいいのでメールで送ってください。
最終プロダクトのイメージができなければ、スケジュールがたてれないと思うので。

活動の流れをどうデザインするか、いろいろ方法はありますが添付ファイルに参考にサイクル図を使って流れを示しました。参考にしてください。

プロダクトをどうするのか


お互いの学校でどのような学習活動をしているかについてはお互い情報共有できましたが、当初の目的であった合同のポスター制作についてはまだ何も進んでいません。教師同士でのプロダクトのイメージも共有されていなかったので、関大の院生から、プロダクトをどうするのかについてメールをしました。

As for the product you make with Nori, how about your idea?I am attaching the file I suggest both of you as one of the image of the outcome of the joint learning.We are going to make poster about environmental protection, right?

ポスター制作と様々な学習活動がリンクしていればいいのですが、今回は、文化交流ではなく環境問題について話し合うことがテーマなので、文化交流を目的とした交流学習とは学習のステップが異なります。いくらお互いの文化を学習したところで、本来の目的の環境については理解が深まりませんし、協同でやっている意味が見えにくいです。どこかで、もう一度、この交流の目的とプロダクト、学習活動を見直す必要がでてきました。


そこで関大からいくつかプロダクトのイメージを提案しました。プロダクトのイメージが決まらないと、学習活動が決まらないからです

ハンナーディの生徒 調べ学習でまとめたPPT送付


ハンナーディからも生徒が学習したことをメールしてくれました。


お互いがそれぞれのやり方で、日本、シリアのことを調べて報告しあうというのはいいですね。ただ、日本側は日本語で、UNRWA側はアラビア語でまとめているので、お互い何をしているのが学習活動については共有できましたが、内容については共有できませんでした。言葉が英語だと表面的なことしか学習できないし、かといって母国語ですると交流できないし、難しいですね。

2007年5月21日月曜日

交流授業の手始めに 地図作成


[T先生のメールから抜粋]

シリアとの交流授業で手始めに行う地図作成に関してのイメージをお届けします
非常勤のYさんに作成してもらいました.
ここまでできれば「優」ですね

手順

・出典を明らかにして作業をさせる
・使う資料を選ぶ
・資料を表やグラフにする・使う白地図を選ぶ
・A4縦置き・横置き用紙に白地図画像を貼り込む・グラフや表を貼り込む
・イラストが必要であれば貼り込んだり手書きで入れる・米国の地理の小学生用教科書を用意しました 帰国の生徒に声をかければもっと集まると思います・使用するソフトはExcel OneNote
・4クラスとの4人ずつのグループでの作業とする・OneNoteで情報を共有しながらの作業とする問題点・英語表記の支援・作業時間がなかなか確保できない 5月24日 6月7日の二日で仕上げさせたい

2007年5月18日金曜日

教師同士でワークシートの共有

T先生が学習活動を支援するワークシートをUNRWAに送りました。日本、パレスチナのことを知るのに役立つであろうワークシートです。だいぶ時間がたってからハムゼから返事が来ましたが、UNRWAでもこのワークシートを使って授業をしてくれるようです

Hi this hamzeh I am very glad to read your e.mails and to receive these formats to be used at our classrooms.Sorry for not replying your previuos e.mails but Kamal and me were very busy in education conference. Best regards

このように教師間で利用するワークシートなどを共有し、その結果も共有できれば活動は非常に面白いものになるでしょう。結果の共有まで是非できればと思います。

2007年5月11日金曜日

生徒の個人写真と名前の交換

UNRWA側から、生徒の個人写真と名前を送ってきてくれました。
T先生も喜んでいたし、顔の見える活動の第一歩になると思います。

またテレビ会議だけのコミュニケーションは不安定なので、今後電子掲示板を利用してコミュニケーションすることにしました。

http://www.ict-education.org/pj/bbs/bbs.cgi

交流のツールも本来は事前に決めておかないことです。学習活動と交流のツールはいつも一体なので、今回は学習活動が決まらないうちに交流がはじまってしまったため、ツールもNOTAを使うのか、スカイプを使うのか、Face conferenceを使うのか、となかなか決まりませんでしたが、ある程度学習活動がお互いの間でイメージ共有できたことにより交流のツールが決まりよかったです

2007年5月10日木曜日

UNRWA側からのメール

テレビ会議が学習の動機付けになったのか、ハンナーディからのメールがきました。

mako

our students were very happy by anew way to search and learn and they have many qustion
about japan and tyey wait secand meeting to ask them
and tyey made lesson about japan and want from japanes student lesson about palastine then both correct the ideas

お互いがどのように交流学習の活動を展開していきたいのか、イメージが持てるようになってきているようです。

T先生のTV会議感想と今後の課題


【T先生のメールより抜粋】

ネットワークの不調はある程度仕方のない部分ではありますが何とか接続できたのもFさんのおかげです。ありがとうございます。

今野さんが掲示板を作成してくださったのも伝わっていなかったかも知れませんね。

田邊は2つのSkype IDを使って、学校の環境からの接続テストを前日に確認古いWebカメラ LOAS MCM-01SLの画質が著しく悪いので新しいカメラと取り替える等の作業をしました交流用にWebカメラが必要であれば、こちらの予算でまかないますが会議の最後にAtlas Map のことを聞いていましたが確認しなければならない点があります。

日本側の作業として日本の地図を描くの?という素朴な疑問ですこちらの授業としては現在、インターネット上の情報検索をしてOneNoteというスクラップブックのような情報を整理するためのソフトを使って整理させています最初のキーワードはパレスチナ 難民 シリア 中東これからさらにキーワードが増えていきます。

一通りの情報収集が終わったら地図上に表やグラフをまとめさせようと思っています。つまりK中学校ではシリアのことを調べて、シリアの地図に自分たちの調べたことをまとめて発表させる活動を展開します。その中で疑問に思ったことや、確かめたいことをテレビ会議や掲示板でシリアの生徒たちとやり取りできれば嬉しいのだが、ちょっと高度かなあ僕たちシリアのことについてこんあこと調べてみましたという簡単な発表でも良いのですがシリア側は日本について調べて判ったことをまとめてくれるといいかなあ。この週末にしっかり考えてメーリングリストに流しますこれが環境保全プロジェクトの準備体操になります。

2007年5月9日水曜日

5月9日のTV会議について

9時:サラファン校LRC管理者のフィラース(LRCアシスタント)が来ないため社会科の先生がカマルに電話連絡。

カマルはサラファン学校に飛んでくる。(9時10分

)9時20分:PCルームネット繋がらず。EDCからハムゼを通して日本側に現在の状況を伝えてもらおうとするがEDCもネットが不通。

9時40分:ネットカフェに移動することにしてカマル(PCS/PCスーパーバイザー)、フィラース(SSS/社会科スーパーバイザー)、古川が車で先に移動。社会科の先生(4人)と生徒たち(14人)は徒歩で移動。

9時50分:カマル日本と接続(しかし田邊先生のスカイプIDを知らないと言うので古川がセッティング。カマルに対しては必ずメールを見て大事な情報はチェックしておいて欲しいと伝える)

WEBカメラが無く音声のみ。9時55分社会科の先生と生徒たちネットカフェに到着。先生、生徒が日本と会話を開始する。日本側からは映像あり。そのためパレスチナの生徒たちのテンションは非常に高い。10時30分スカイプ終了。

次回のTV会議の日にちについてはメーリングリストで決めるということ。全員集合し集合写真を撮る。そして全員分の顔写真をひとりひとり撮影。イヤード先生に渡す。先生全員で写真をシェアしてもらうこと、顔写真の下に生徒の名前を付けて、完成したものを日本側に送ってもらうことを頼む。ここで生徒は解散。先生たちに集まってもらいマコから指摘があった次の点について確認した。

-----------------------------------------------------------------
交流の流れ1.動機付けとして生徒同士のTV会議をする(これはスカイプを利用) 1回~2回

2.お互い知りたいことを電子掲示板を通して交流する。

3.ポスター完成のイメージを先生同士で共有する。(そのために一度先生同士でTV会議を持つ)4.ポスター作成(5月25日~7月20日)
※T先生の交流希望 5月25日、6月7日、6月14日、6月21日、6月28日、7月20日時差があるから、時間が合わなければまた調整する必要あり。
※ポスターの作成にNOTAを使う。

------------------------------------------------------------------
先生からの意見としては、5月25日は学校との関係で難しい。NATOとは何か知りたい。ポスター作成について意見がいろいろ出たため日本側と情報を共有したうえで決めて欲しいとリクエストした。また、今回は日本側からの質問(生徒は何人?など)に対し私が答えたが、次回からは先生たちから返事をして欲しいと伝えた。毎日メールをチェックしているわけではないので難しいと言う答えだったため、曜日ごとの担当を決めて順番にチェックしては?という意見を伝えると、それはいい、という答え。11時30分ネットカフェを出る。(ネット代金はフィラース(SSS)が払った。50SP)解散。

報告:Fさん(JOCV)

2007年5月8日火曜日

テレビ会議のテーマ決まらず

結局、8日に実施するテレビ会議はテストセッションということで合意。
K中学校からは2,3人の生徒が参加。UNRWA側から10人の生徒。
テーマについては、環境について話すのは難しいと思う、とT先生のコメント後、結局決まらず当日へ。

on Wednesday I have no 8th graders Class.And it's after school time, so 2 or 3 students will be able to join the TV conference.It is difficult to talk about Enviromental Issue.It's only the test session for us, I think.

国際交流学習 課題はいくつもある

テレビ会議の前日に現地で支援してくいれているJOCVからメールが来ました。

*********************
今朝カマルに確認した内容をJPのメーリングリストに書きました。
カマルとハムゼは忙しく、明日はTV会議に行くのは無理。
カマルいわく「10日までは時間がないって事はマコに言ってあるんだけどなあ。」という事。
いずれにせよ先生たちだけでTV会議に臨むことになります。

僕は立ち会う事にしました。サラファンLRCがちゃんと開くのか(1.鍵 2.ネット)ドキドキですが。TV会議をする以上、事前に何をするのか簡単なプログラムを作っておく必要があるという事を先生たちが学ぶきっかけになるかな・・・

ここで僕なんかが動きすぎると先生たちやカマル・ハムゼのオーナーシップを阻害することになりそうなので難しいところです。

T先生のPPTも一応プリントアウトして持って行きます。これも先生たちの自主性を阻害しそう。どうしたらいいかなあ?TV会議をする上で基本的に準備するべきこと、これをみんな(特にカマルとハムゼ)が理解しなければならないようだね。TV会議用の準備シートが必要かな。穴埋め式の。課題の一つです。
*********************

>カマルいわく「10日までは時間がないって事はマコに言ってあるんだけどなあ。」
→連絡はもらっていないので、なぜ連絡したはずのメールが届かなかったりするのかかなり問題になりました。結局、ホットメールから送ったメールが@unrwa.orgのメールに届いていないことが分かりました。セキュリティ化何かでホットメールのメールを受け取らないようにしているかもしれないけれど、いずれにしろ、メール連絡できないのは非常に不便なので、フリーメールを各自持ってもらうなど何か対策を考える必要があります。

>サラファンLRCがちゃんと開くのか(1.鍵 2.ネット)ドキドキですが
これは前前から問題になっているのですが、事前準備、事前動作確認を絶対しないため、当日になって、コンピュータルームがしまっていた、ネットが使えない、といって約束の時間にオンラインにならないことが多いです。日本側は約束の時間に合わせてスタンバイしているのにだいたい遅れてきます。イブラヒムは、このあたり徹底していたので、約束の時間の15分から30分前に準備していたので、テレビ会議もスムーズにいったのですが、今回カマルとハムゼはそこまではしていないようですね(本人たちが遅れてくるくらいなので)

>先生たちやカマル・ハムゼのオーナーシップを阻害することになりそうなので
日本人がやってくれるから、、という意識が前回のアートマイルではなかなかとれなかったので、JOCVや関大チームは、どうすれば自分たちがオーナーシップをもってやってくれるかということについてかなり議論しました。答えはでないのですが、この点についてどう対策を練っているか課題です。子どもの動機付けの前に、教師に対する動機付けがずいぶん重要になります。

TV会議をする上で基本的に準備するべきこと、これをみんな(特にカマルとハムゼ)が理解しなければならないようだね
メールで事前の準備を連絡しても、当日になるまで何もしていないというのは、異文化だから仕方ないとするのか・・。先に述べたようにコーディネータとしての役割をしっかり意識してもらうための取り組みをしなければいけないと思った。これが一番国際交流学習で難しいのかもしれない。

連絡とれず・・

先生同士の連絡がなかなかうまくいきません。結局、また現地スタッフのJOCVに入ってもらうことになりました。

日本側からは、5月9日にテレビ会議をしたいというメールを送ったが、その返事がなかった。JOCVからもらったメールは以下のとおり。

Hello! everybody.
I am Basam.
I asked Mr.Kamal about the following question.

Quoting Mako KISHI mako100@hotmail.com:

Mako>You are going to have TV conference between students, right?
Yes,that's right.

>> Let me make sure some points.>> 1) How many students are going to participate in the TV conference?
Ten students.

>> 2) What is your Skype ID? hamzeh4u? or kamaljabr ?>? ? Nori, what is your skype ID? please let your ID to UNRWA teachers.
We will use 'kamal×××'

>> 3) What is the topic do you want to pick up in TV conference?>? ? Students introduce themselves only? or they will show something in front> of TV conference?>? ? Let us know what is the objective you aim on the TV conference on 9th.
This conference is only a test, but will also fix the date of next TVconference.
----------------------------------------------------------
How ever my opinion is different.
We have one hour for TV conference.
We can introduce?eachother , we can also?talk about enviromental issue around us.
(Ex. The differences of the conditions of our cities of 20years ago and now.?The students of?each country may ask to their teachers of the conditions of 20years ago . Then we can all shere the infomation.) What do you think about?

結局、JOCVにはいってもらうことで、UNRWA側の意図が分かりましたが、本当にテレビ会議をするのか、何人の生徒が参加するのかについては、このときになって初めて分かりました。

しかも、どんな内容についてテレビ会議をするか、ということに関しては、こちら側が「どうしますか?」とメールしたのに明確な返事がもらえなかった。
This conference is only a test, but will also fix the date of next TVconference.
とあったので、K中学校も、テストということで準備を進める。(が、結局UNRWA側は生徒を連れてきていて、テストではなく、生徒とちゃんと交流がしたいと言っていた。すれ違いが多い)

なぜ、これほどすれ違いが起こるのかと考えたところ
1)教師同士の交流がちゃんとできない
  ・ 言葉の壁
  ・ 先生が忙しい
  ・ 時差があるためリアルタイムのコミュニケーションがとれない
  ・ UNRWA側は教師の独断で対応できない
2)コーディネータの力量
  ・ アートマイルでは、イブラヒムがしっかりしていて、時間を守る、日本のルールを知っている、活動の流れを最後まで把握している、支援の仕方をしっている、約束を守っていたが、カマルとハムゼは、なかなかそうはいかない。美術のスーパーバイザーであるイブラヒムは、こういった活動の意義ややり方をしっているが、カマルとハムゼは知らないので、なかなかそこが難しい。国際交流学習をする前には、そのためどうファシリテーションすべきかというワークショップなんかもしたほうがいいのだろうか。どうこの問題に取り組むかはかなり課題になる。

ホームページ作成は・・

交流学習をする際には、お互いが情報をしっかり共有し、軸がずれないようにするためにホームページは必要不可欠だと思っています。

メールだと、過去のやりとりが検索しにくいため、いつでも簡単にアクセスできるURLを使ってWEBで情報を共有することは大切です。ところがK中学校では、ホームページを作るのに校長の許可がいるということでなかなかそれが実現しませんでした。

まずは、T先生のTeam teacherが日本語でWEBのサンプルを作ってくださったのですが、公開するのにはまだまだ時間がかかりそうです。

ホームページは必要だと思いますし、今利用している電子掲示板のURLはアドレスが長いので、なるべくユーザー(学習者)が簡単にアクセスできる環境を作る必要があります。

2007年5月7日月曜日

UNRWA側 何かイベントがある時は交流ストップ

現地スタッフのJOCVから連絡がありました。

”こちらは5月10日に大きな会議がありEDCは蜂の巣をつついたような騒ぎです。カビルシェーフさんも来ます。9日は準備本番の日なのでDTCに駆り出されるけれど(アンモーリ氏から直接頼まれた)出来るだけTV会議のサポートに入れるように頑張ってみるね。(交流の流れは英語などでハンナーディたちには伝わっていますか? 行けなかった場合に備えての確認です。)”

この会議のために、EDCから支援に入ってくれているカマルとハムゼが完全に連絡がとれなくなり、交流の流れもほとんどハンナーディたちと調整できずにいました。というのも、スカイプではアラビア語で調整しますがどうしても音が聞きにくいため、メールに頼ることになり、メールになると英語になるので、ちゃんと英語ができるハムゼとカマルの支援なしには、調整が難しいからです。

また、スーパーバイザーの許可なく教師が決めてしまうと、UNRWAの文化上よくないので、絶対に誰かスーパーバイザーを巻き込む必要があります。そういう意味では、ハムゼたちがその会議で忙しく交流学習の支援ができないということは、学校の先生もほとんど身動きできない状態ということになります。予定しているテレビ会議がどうなるかと不安なまま時間が過ぎていきました。

現地スタッフの支援を依頼

UNRWA側がこちらの意図をしっかり理解してくれたか不安だったので、現地のJOCVに支援を依頼しました。学習活動の流れもまた、交流の事前に決めておく必要があると思いました。

アートマイルの時は、UNRWA側のリーダであるイブラヒムが学習活動の流れをしっかり決めてくれていたので問題なく進んだのですが、今回は、事前に学習活動の流れを決めていなかったので、ここでもまた交流がストップしてしまいました。生徒の状況を見ながら学習活動を考えていくという方法は国際交流学習では難しいと思いましたし、今後、国際交流学習を実施する際には、必ず事前に学習活動の流れとプロダクトのイメージの共有は絶対にしなければいけないと思いました

現地スタッフのJOCVに依頼した内容は以下のとおり。

**********************************交流の流れの確認を直接UNRWAの先生にしてもらいたいです。

1.動機付けとして生徒同士のTV会議をする(これはスカイプを利用) 1回~2回

2.お互い知りたいことを電子掲示板を通して交流する。

3.ポスター完成のイメージを先生同士で共有する。(そのために一度先生同士でTV会議を持つ)

4.ポスター作成(5月25日~7月20日)

※T先生の交流希望 5月25日、6月7日、6月14日、6月21日、6月28日、7月20日時差があるから、時間が合わなければまた調整する必要あり。

※ポスターの作成にNOTAを使う。このシステムについては、また連絡します。かなり使えそうよ!完成図のイメージはまだ田邊先生と確定していなけれど、さっきメール送ったイメージみたいになると思う。決定したらまたメールしますね。9日までに返事ができると思うから、9日にイメージを印刷してみせてもらえる?

5月9日のテレビ会議の調整

テレビ会議の調整は関大の院生がすることになりました。本来は先生同士でしてもらえたらベターなのですが、リアルタイムでないとなかなか決まらないこと、そしてリアルタイムでUNRWA側と連絡をとるには、学校の先生は時間の調整がつかないこと、アラビア語で調整したほうが早いで正確であるという3つの理由から、アラビア語ができる関大の院生を中心に調整することにしました。

テレビ会議で調整する前にテレビ会議で何について話したいかについて事前にメールを送りました。これはアートマイルで学んだことで、テレビ会議の前で「さて、何を話そうか」となると、結局決めるべきことが決まらないので、テーマについては事前に確認しておく必要があります。

Dear all

Hello. How are you? I am Mako.
Thank you for informing us the date of TV conference.
The date: May 9th, from 9:00am to 10:00am.

You are going to have TV conference between students, right?

Let me make sure some points.

1) How many students are going to participate in the TV conference?

2) What is your Skype ID?
Nori, what is your skype ID? please let your ID to UNRWA teachers.

3) What is the topic do you want to pick up in TV conference?
Students introduce themselves only? or they will show something in front of TV conference?
Let us know what is the objective you aim on the TV conference on 9th.

Regard Mako

2007年5月6日日曜日

合体の絵のイメージ


合体した絵のイメージ


プロダクトのイメージ共有

例)日本側の絵

例)UNRWA側の絵

そろそろポスター(プロダクト)のイメージを共有しなければいけない、ということでT先生がイメージを提案してくれました。それをUNRWAに送ったのですが、UNRWA側にはUNRWA側のイメージがあったようでなかなか意見が一致せず平行線をたどりました。
対面でディスカッションできず、メールで意見交換しているだけなので(しかもかなり時間がかかるの、なかなか決まりません。対面でのディスカッションが必要なことの一つがテーマとプロダクトのイメージ共有だと思いました。ある程度メールで調整できることができても、最終プロダクトの共有は、お互いがしっかりできるようにしておかないといけないと思いました。

【T先生からの提案】

環境保全についてシリア側日本側でそれぞれ問題意識を高めて何が問題なのかどう解決すべきなのか自分たちに何ができるのかなどについて考え、議論する絵を描く(写真によるコラージュもOKとしたいが)

絵は無理してコンピュータで描く必要はないスキャナーで取り込めば良し絵の大きさは最大A4サイズとする(スキャニングの関係で)

シリア側・日本側の作品をA0用紙にレイアウトするキャッチコピーを英語・アラビア語・日本語で考えるキャッチコピーをレイアウトする大判プリンターで出力するサンプルtunza_palestina.jpg 

シリアの子どもたちが描いた絵等tunza_japan.jpg   

日本の子どもたちが描いた絵等tunza_joint.jpg   双方の絵を混在させてレイアウトするレイアウト案はTV会議で示し、修正したい絵の作者名を入れたいキャッチコピーは3ヶ国語で入れてはどうかと思ったがしつこいかな?


2007年5月3日木曜日

アラビア語で名前を

生徒にアラブのことやイスラムのことに興味をもってもらうために、ゲストティーチャーとしてK中学校にいって話をしました。その際に、アラビア語に興味を示してくれた生徒が多かったので、全員の名前をアラビア語にしてフィードバックしました。4クラスなのでかなりの人数でしたが、かなり反応がよかったとT先生から話を聞いて嬉しかったです。

交流前の動機付けは非常に大切です。何か興味を持つきっかけになればと思いました。

2007年5月1日火曜日

事前調査 どれくらいシリアのことを知っているの?

K中学校側が、シリアにことについて事前にどれほど生徒たちが知っているのか調査をしました。

なるべく日本側とUNRWA側が同じような学習活動をしたいということなので、UNRWA側にもイメージマップやT先生が作った質問紙(ワークシート)に応えてもらえるようにお願いしました。

あとで比較しながら、なぜ違うのか、ということをディスカッションできれば理解が深まるのではないか、というねらいがあるのですが、今後どういう展開になるか楽しみです。

2007年4月26日木曜日

ハンナーディとのミーティング

今日は、ハンナーディと今後の交流について打ち合わせをする予定でした。
ハンナーディは授業がないため、家にいたのですが、電話して無理やりお願いしてオンラインにしてもらいました。

Hanadi>
Mako I'll speak with you tomorrow at 8.30am alone from my home on yahoo messenger

ところが、日本側の都合がつかず結局ミーティングを持つことができませんでした。
ハンナーディには無理をいってお願いしたのに、今度はこちらが対応できずに申し訳ない・・・。
やはり、緊急の際に電話連絡ができる状態というのは必要だと思いました。
こちらは、スカイプを使って国際電話をかけることができるのですが、URNWA側はそれができない(クレジットカードで支払いになるけれど、誰もクレジットカードなんてもっていない)。なんとかUNRWA側からもこちらに電話連絡をとれる工夫をしなければいけないと思いました。

【日本での活動】ゲストティーチャーによる講演

関西大学大学院の院生2人(岸・西田)がK中学校にシリアやパレスチナに関することを話に行きました。

岸(私)は、2004年から2006年までJICAの青年海外協力隊でUNRWAで勤務しており、その後も関西大学をベースにUNRWAの教員に対して教育の質向上のための取り組みをしていたので、その経験などについて話をしました。また一緒に行った西田は、大学3年生からUNRWAのプロジェクトに参加し、私とはまた違った視点でシリアやパレスチナ問題をとらえ、話をしてくれました。

主に、シリアにいるパレスチナ難民について話をしました。シリアにいるパレスチナ難民は、シリア政府からシリアと同様の人権を与えられているため非常に安定した生活を送っています。一方、ガザ、ウェストバンクにいるパレスチナ人は難民でないにしろ、イスラエルからの攻撃を受け不安定な生活をしています。難民、戦争、パレスチナ問題について少し意識してもらえるようになれば、と思って話をしました。

*********************
4月26日(木)の2年生情報の時間に国際協力機構JICAで国際協力にたずさわっていた方にお話を伺う機会を設けたいと思います。情報コミュニケーション技術の進展が国際協力に大きく貢献している話を岸さんと西田さんをゲストスピーカとしてお願いしお話を伺う授業を組みたいと思います現地での体験を含めて生徒たちに大きな刺激につながることと思います通常の授業時間内でAVC-A教室を使ってお話をしていただきます。
**********************

2007年4月25日水曜日

NOTAを利用する?

UNRWA側とは、一緒にポスターを制作するということで合意しましたが、ポスターをどのように作るかという点については、まだアイデアがでていませんでした。協同で作るならどうすればいいのか。。

そんな時、京都大学の研究チームが、NOTAというプログラムを紹介してくれました。NOTA自体は、慶應大で開発されたものですが、そのプログラムに言語グリッドを搭載していました。言語の問題がどうしても壁になっていたので、これで問題が解決されるだろう、と思っていたのですが、NOTAを使うということ自体が障壁になりました。スカイプやシンプルな電子掲示板は利用が簡単でユーザーにとってもほとんど負荷がありませんが、NOTAはある程度操作を覚える必要があります。結局NOTAは、利用されずに、保留ということになりました。

2007年4月23日月曜日

コーディネータ対UNRWAの先生との打ち合わせ

今日は、関大の院生とUNRWAの先生でテレビ会議を使って打ち合わせをしました。
アラビア語で調整できたので、だいぶスムーズに行きました。
決まったことは以下のとおりでした。

********************************************************
Todays' Participants:Mako, Taka (JAPAN)
Hanadi(S), Hanadi(H), Iyad, Mazen, Kamal, Imad, Hamzeh and Kamal (UNRWA)
********************************************************

What we have decided

(1) Number of students (For making poster) Students in 4 classes will participate in the project.Each class consists of 40 students.

(2) Number of TV conferenceThere are making 5 groups. Each group consists of 5-7 students.

(3) Number of poster which will be made by studentsEach class produces 2 posters. Therefore, 8 posters will be made in total.

(4)Theme- The reason for pollution- Individual activity of environmental protection

(5) Period of Joint learningWorking from (not sure) to May 9th (Exchange Mind Map, exchange introduction sheet, video letter)Break From May 10th to May 25thWorking From May 25 to July 20th

(6)Contact number:Hanadi S ×××××××× (Mobile phone)Mako ×××××××××(Mobile phone)

(7) ID of TV conference SKYPEYahooMSNMako

(8) Communication scheduleSunday:
Hanadi (S) and Mazen;Wednesday
Iyad and Hanadi(H) Thursday: Hanadi (H)

電話連絡の大切さ

UNRWA側との連絡があまりうまくとれなくなったので、関西大学のコーディネータ(院生)が、UNRWAの先生とチャット会議をしました。その際に、ハンナーディの電話番号を聞き、今後は、連絡がとれないときは電話をすることにしました。インターネットは、相手がメールを確認しているか分かりません。そこで、大事なことは電話していくことにしました。

これがきっかけで、UNRWAとの連絡はかなりスムーズに取れるようになりました。

またハンナーディとは、今後いつテレビ会議をするのか、またスクールカレンダーがあれば送ってほしいということ、そして、日本についてイメージマップをとってほしいということを伝えました。

しかしながら、UNRWAにはスクールカレンダーというものがないので、結局それはもらえずでした。
イメージマップについてはとってくれたそうですが、現在もまだこちらの手もとにありません(苦笑)

2007年4月22日日曜日

スクールカレンダーの交換

T先生がUNRWAの先生と今後の日程調整を始めました。

まずは、お互いのスクールカレンダーの交換が必要ということで、年間スケジュールをメールしました。ところが、日本語でまとめられたスクールカレンダーは細かく、英語にするのは大変です。しかも、UNRWAの先生は、英語はある程度できますが、それほど英語ができません。

そこで、休日だけをまずはしっかり抑えようということでK中学校の休みの日をメールしました。

April 23rd is the School Opening Day.I'll try to tell you Japanese Holidays Week.The end of April through around May 5th is called "Golden Week" in Japan.Many Japanese national holidays are during this period.The first holiday during Golden Week is April 29. The birthday of the former emperor Shouwa. Called showa-no-hi (Showa Day).The second holiday is kenpou-kinen-bi (Constitution Memorial Day), May 3.The rhird holiday is midori-no-hi (Greenery Day), May 4. We show appreciation for nature.The last one is kodomono-hi (Children's Day), May 5th. We pray for the healthy growth of children.How many National Holidays do you have in Syria?

ところが、UNRWA側からこのメールに対して返事がありませんでした。こんな状態でどうテレビ会議や交流の調整をしていこうか、課題となりました。

2007年4月16日月曜日

テレビ会議をする前に

テレビ会議をする前に気をつけなければいけないんは時差です。
「日本時間で4時に~!」といって、お互い時差が7時間と思っていたら実はサマータイムで6時間だったということもありえます。

そこで、T先生は事前にそれを確認するメールをしました。
All changes to be at 1 am (01:00) Spring FORWARD Fall (Autumn) BACK
http://webexhibits.org/daylightsaving/g.html Syria Start: March 30 End: September 21

事前の調整、事前の動作確認は大切です。

テレビ会議の日程調整

K学校から4月16日にテレビ会議をしたいというリクエストがあったのですが、UNRWAがちょうどタイミング悪く、設定できませんでした。

テレビ会議の日程は、交流前に事前に決定したのではなく、メールを通して決定しています。これが前回のアートマイルとは違うやりかたで、アートマイルでは、テレビ会議の日程などほとんどすべて事前に決定していましたが、今回は生徒の学習の進度を見ながら設定していくというやり方をしています。そのため、なかなかお互いの日程が合いません。

さらに、UNRWAでは、テレビ会議などをする際に社会のスーパーバイザーに許可をもらわないといけないということで(許可なしに先生同士で集ることは、暗黙によくないとされている)、先生の裁量だけでは実施できないという難しさがあります。その背景には、政治的なことなどについて、議論してはいけないというシリアの暗黙の法律があるので、誰かが国外との交流の場合は責任をもってその内容を確認しないといけないようです。その役割が要するにスーパーバイザーなんですね。

結局、4月23日に延期になりました。23日は、お互い合意済みなのできっとうまくいくでしょう!

2007年3月11日日曜日

なぜ、UNRWAなの?

このプロジェクトは、関西大学大学院総合情報学研究科 久保田・黒上研究室が必要に応じて支援することになりました。

関西大学では、2004年からUNRWAの学校教員に対して、学習者中心型教育という構成主義の理論に基づいた新しいパラダイムに応じた学習方法を推進する活動を行っています。というのも、ちょうどシリア、UNRWAでもGlobal Educationという学習者中心型教育を推進しており、関西大学が持っている研究の知見とUNRWAが必要としていることが一致したからです。
http://unrwa.ict-education.org/

この学習者中心型教育(Learner Centered Approach:以下LCA)の推進には、ICTは非常に有用な手立てと考え、交流学習も推進してきました。
http://artmile.ict-education.org
今回、K中学校との交流も、LCAの一環と捉え、UNRWAでのLCAの実践をサポートしていきたいと思っています。

もちろん、日本側にもUNRWAとの交流は大変な意義があります。
というのも、UNRWAはシリア、レバノン、ヨルダン、ガザ、ウェストバンクに点在している400万人以上のパレスチナ難民を支援していている機関であり、まさに地球規模の課題の一つであるパレスチナ問題に直接かかわりながら学習できるからです。UNRWAの生徒はほぼ100%がパレスチナ難民であり、難民という立場の子どもたちと直接交流することで、世界の問題について関心を持つきっかけになるかもしれません。

どのように授業をデザインするか、たくさんの挑戦が待ち受けていますが、きっと実り多い交流になることでしょう!

日本のK中学校とUNRWAの学校で環境問題に関する交流学習を開始!

日本のK中学校とUNRWAの学校で環境問題に関する交流学習を開始しました。
きっかけは、K中学校の先生(T先生)がUNRWAの学校にこられた際に、UNRWAの社会の先生と意気投合したところから始まりました!

テーマは環境問題についてです。
シリアでは、7年生、8年生で環境問題について勉強します。
そこで、カリキュラムに基づいた交流学習が可能であるし、T先生自身も環境に興味があるということで、このテーマで決定しました。

今後どのような展開になるか楽しみです!