2007年5月25日金曜日

現地でのサポート 今野、シリアへ

関大の院生、今野がプロジェクトの進行状況を確認することも一つの目的としてシリアに渡航しました。そこで、UNRWAの先生に直接会い、話を聞き、状況を調整し、活動をもう一度仕切りなおしてくれました。

日本側から今野に調整を頼んだのは次のとおりです。

1)この交流を通して生徒に何を学んでほしいのかをはっきりする。
以前、T先生がこの交流についてプレゼンをしたときに、「日本がどうやって環境問題について対処しているか。シリア側に教えることはできるが、日本の子にとってのメリットはなんだろうかと考えている」、とおっしゃっていました。そこで、まずは、お互いが、この交流で何を目指しているのか、教育目標は何かをはっきりさせましょう。ワークシートに、英語、環境、ICT技術、異文化理解と4つの項目を作りました。国際交流学習で育成されると一般的にいわれている学習効果です。
とても漠然としているので、どの程度それぞれの項目に対してこの交流を通して期待しているのかについてそれぞれ先生同士で共有してください。
「その他」の項目もあるので、実はこういう力も育成したい、というものがあればそこに書いてください。

2)4つのグループに分かれるということなので、それぞれ4つのグループな何のテーマでやるかについてはっきりさせてください。
地球温暖化についてするのか?水について?ごみ問題?環境問題にはいろいろあると思うので、4つのグループがどのテーマをするかはっきりさせてください。T先生は27日までに提案があれば是非シリア側にメールしてください。英語訳は私がしますから、私に日本語でメールしてくれてもOKです。

3)コミュニケーションツールを決める
電子掲示板を使うのか?それはなぜか?
TV会議をするのか?それはなぜか?
どのコミュニケーションツールを使うのか、それについてはっきりさせてください。
T先生は、27日までに希望があればメールしてください。
たとえば、生徒同士で意見交換するために電子掲示板を使いたい、というのであれば、
○月○日 調べたことについてそれぞれデータを交換し、意見をまとめる
○月○日 相手が調べたことについて「電子掲示板」で意見交換する
○月○日 新しく気づいたことについてワークシートに書いて、それをフィードバックする
○月○日 TV会議をして、お互い仲良くなる
といったように、だいたいいつ何をしたいのかを27日までにまとめてください。
シリア側はもう休みに入っているので、なるべくT先生の予定に合わせてもらえるようにお願いしてもいいと思いますが、そのためにも早く田邊先生側の日程を相手に伝えてください。

4)ポスター制作の流れを確認する
ポスターは環境保全についてです。
グループが扱うテーマが決まれば、どのように制作するかをはっきりきめてください。
たとえば
○月○日 地球温暖化の影響についてそれぞれの子どもが調べる
○月○日 調べたことをPPTにまとめて送りあい、それについて話し合う
○月○日 扱いたいテーマについて一緒にポスター制作をする(2日間)
○月○日 完成させる
といったように、ポスター完成までのプロセスを明確にしてください。
これは、シリア側からでもT先生でもいいので、たたき台を提案し合って、調整してください。

5)プロダクトのイメージを共有する
PPTで私がプロダクトのイメージを出しましたが、それ以外にこういうのにしたいという意見があれば
ポスターのイメージを手書きでもいいのでメールで送ってください。
最終プロダクトのイメージができなければ、スケジュールがたてれないと思うので。

活動の流れをどうデザインするか、いろいろ方法はありますが添付ファイルに参考にサイクル図を使って流れを示しました。参考にしてください。

0 件のコメント: